テニアン島について
サイパン島から約8キロメートルという非常に近いところにテニアン島があります。
サイパン島と同様、北マリアナ諸島の島のひとつで、面積は約100平方キロメートルです。現在は、アメリカ合衆国自治領です。
テニアン島では、かつては先住民族チョモロ人が、自給自足の平和な暮らしを送っていました。
マリアナ諸島は、1521年にマゼランの世界一周航海の途上で発見されました。このときマゼランは、グアム島に上陸し、ロタ島を望見しましたが、テニアン島にはやってこなかったといいます。
それから100年以上経過した後、イエズス会のサンヴィトレス神父などがグアム島に上陸してから、チョモロ人の悲劇が始まります。
神父たちは、島々をマリアナ諸島と呼びました。スペイン女王マリア・アナより名付けたのです。(その前は、マゼランによりラドローネス諸島と名付けられていました。これはスペイン語で盗賊、泥棒という意味です)
その後、神父たちは順調にキリスト教の布教活動を進めましたが、島の旧習に干渉したことから、島民たちは反感を抱くようになりました。
1670年1月に、伝道師がサイパン島で惨殺されると、2年後にサンヴィトレス神父もグアム島で殺されました。それらの報復としてスペイン軍が押し寄せ、島の民衆の多くは殺され、チョモロ人は人口の30分の1にまで減少しました。
第二次大戦後、1947年にマリアナ諸島はアメリカの信託統治領となりましたが、1986年には、アメリカの自治領である北マリアナ諸島の一員となったのです。