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“異例のやり直し”ハンドボール・北京オリンピックアジア予選

アジアハンドボール連盟と日本や韓国のハンドボール界を巡る一連の騒動は、皆さんも記憶に新しい出来事ですよね。

これまでの日本におけるハンドボール人気は、お世辞にも高いものとはいえませんでした。

しかし、急転直下のオリンピック予選やり直しの決定によって、ハンドボールへの注目度は一気に高まった感があります。

練習会場には、なんと約150人もの報道陣が押し寄せたそうです。通常であればありえないことなのですが、、、。

予選やり直しの発端は、昨年夏の予選での中東の審判の不可解な判定に始まりますが、問題の根はもっと深いものです。

アジア連盟(以下AHF)においては、その実権をクウェートの王族が握っており、中東勢が有利になる判定について以前から度々指摘されていました。

今回は、日韓の要求を受けて、国際連盟(以下IHF)が再試合の開催を決めた形なのです。しかし、再試合の開催をAHFは拒否しました。



結局、予選のやり直しはIHFの管理の下で行なうこととなりました。

AHFは再予選の開催は不当として、スポーツ仲裁裁判所に提訴しているそうです。

IHFは事態を収束すべく、五輪や世界選手権大陸別予選などをすべてIHFの管理の下に置くことを各国に通達しました。

再予選に参加した日本は、AHFから処罰として罰金を言い渡されていますが、当然のことながら日本の協会はこれには応じないとされています。

オリンピックはさまざまな思惑が交錯するイベントですから、このようなトラブルも起こりえるものかもしれません。

ただ今回のように、傘下におさめられているはずの組織が、上の組織に耳を貸さずに権力を行使しようとする状況は異常なものといえるでしょう

ある意味では皮肉なものですが、選手が公平なる環境の下でしっかりと実力を発揮できるためにも、オリンピックを通じてこのような問題が取り上げられたことは無駄ではなかったと前向きに考えるほかありません。