エジプトの豆料理
エジプトでは、たくさんの豆料理が好まれています。
エジプトの朝食の定番は、干しソラマメを煮込んだ「フール」です。朝食の定番であるだけでなく、さまざまな豆料理に変身します。
フールに刻んだたまねぎを混ぜれば、「フール・イスカンダラーニ」になり、フールにレンズマメをつぶしたものを混ぜると、「フールイ・ミダンミス」になります。
ソラマメをつぶして揚げたコロッケ、「ターメイヤ」もサンドイッチ屋さんのお馴染みの具材です。
揚げたてを、エジプト風ピタパン「アエーシ」に挟めば、とても栄養豊富なランチに仕上がりますね。
カイロやアレキサンドリアの町では、昼時、テイクアウトしてターメイヤや、そのサンドイッチを手に歩いている人たちをよく見かけますよ。
他にはどんな豆が好まれているのでしょうか?
エジプトで人気の豆は、ソラマメだけではありません。
インゲン豆やヒヨコマメ、それにレンズマメなど、実にさまざまです。
レンズマメ、別名ヒラマメ、は、小豆ほどの大きさの小さなマメで、拡大鏡の凸レンズに形が似ているから、この名前がつけられたと言われています。
実はこのマメ、小さな体に豊富な栄養を秘めた、健康食材として知られ、アメリカの健康専門月刊誌「ヘルス」は、2006年、キムチや大豆、オリーブ油、ヨーグルトに並んでレンズマメを5大健康食品に選んでいるほどなのです。
レンズマメは、お墨付きの「スーパー食品」です。
エジプトではこのレンズマメを使ったスープ、「ジョルバト・アドゥス」がレストランなどの定番の豆料理となっています。
日本では馴染みの薄い豆ですが、是非、さまざまな料理として、もっと食卓にのぼってほしいものです。