エジプトにおけるイスラム教
エジプトは、国民の94%がイスラム教徒(スンニー派)のイスラム国です。
イスラムは、西暦7世紀頃にアラビア半島において現れた宗教であり、ユダヤ教やキリスト教など先行する宗教と同じ流れを汲みます。
イスラムには、五つの柱「アル・アルカーン・アル・ハムサ」というものがあります。(“五行”とも言います)
これらは、ムスリム(イスラム教信者)が取るべき信仰行為のことです。人々の生活に広く深く根付いています。
以下の通りです。
1.信仰告白 シャハーダ
2.礼拝(サラー)
3.喜捨(ザカート)
4.断食(サウム)
5.巡礼(ハッジ)
前述した礼拝や断食も入っていますよね。それだけ重要な習慣というわけです。
エジプトでよく耳にする「アッラー」とは、アラビア語において「唯一の神」を意味します。
「インシャアッラー(神の思し召しのままに)」は、エジプト人がよく口にする言葉です。誰かに何かを頼んだりするとこの言葉が返ってくることがよくあります。
この言葉は、「人間の能力には限界があるものであり、未来のことは神のみぞ知る」という意味を持ちます。
エジプト人の無責任さを示す言葉をして引用されることも多いのですが、人間が己の分をわきまえないことを戒める、ムスリムの貴重な教えなのです。
また、「アル・ハムドゥリッラー」は、「おかげさまで」といった意味のニュアンスを持つ言葉で、これもよく口にされますね。
これら「アッラー」を含んだフレーズの言葉は、エジプトを旅していると何度も耳にするはずです。
基本的に時間にはルーズで、平気で約束の時間に遅れてくることもしばしば、、、なのですが、国民性としてはとても親しみやすい人が多いですね。
悠久の歴史を持つ土地柄ならではのものでしょうか。
「インシャーアッラー!」
「人間には限りがあるのだから、のんびり構えていこう!」
この気持ちで旅をしてこそ、この国の魅力もわかります。
郷に入れば郷に従え、という言葉も日本にはありますし、ゆったりとした気分で旅を楽しみましょう。