バリ島のガムラン音楽
バリ島は、昔から豊かな食べ物を生産しています。それは、島の中央にある山の湖からトンネルを掘ることによって、島全体に水を供給する技術に長けていたからです。
米は二期作どころか三期作さえ可能になっています。そのため、バリ島の人たちは余裕をもった生活をすることが出来ています。農民は、朝夕2、3時間だけ働き、残りの時間は芸術活動に精を出しているのです。
バリ踊や、その伴奏にも使われるバリカムラン、舞踏芸術のケチャが有名です。その他にも、絵画、彫刻、音楽、ダンスなどなど、バリは芸術の島と言えるのです。
ヒンズー教の信仰ともともとの土着の信仰とが融合されて、独自の宗教を生み出したバリ島においては、さまざまな宗教儀礼や多彩なパフォーマンスを見ることが出来ます。
このような宗教儀礼やパフォーマンスに必ず使われているのが、ガムラン音楽です。
ガムランというのは、音楽そのものを示す場合もありますが、主に楽器のことを指して言います。青銅の打楽器や竹製の笛、太鼓、弦楽器などにより編成されます。編成のされ方はさまざまです。
ガムランは、叩く、掴む、操るを意味する動詞である、ガムルという言葉の名詞形です。そのため、ガムランには叩いて音を出す楽器類がたくさんあります。
繊細でなおかつ激しい音色は、伝統的な定旋律を中心としながらも、バラエティに富んだ音色を楽しませてくれます。
日本では、東京音楽大学付属民族音楽研究所や沖縄県立芸術大学で広く一般に門戸を広げ、この音楽を紹介しています。
今後は、芸術大学などで、正式なカリキュラムとして学生が学んでいけるよう、環境整備がなされていくようです。